11月16日に衆議院が解散し、12月16日投開票の総選挙に向け、事実上の選挙戦に突入した。神奈川5区(戸塚区・泉区・瀬谷区)では、前職と元職に新人3人を加え、計5人が出馬する意向を示し準備をすすめている。だが12月4日の公示日までは、予断を許さない展開となりそうだ。
11月26日起稿
民主党は、野田内閣で衆議院内閣委員長や法務大臣等を務めた田中慶秋氏(74)が7期目を目指す。同政権が行った歳出カットや社会保障・税の一体改革、予算の組み替えによる財源捻出等の実績を主張し、政策を中心とした議論の必要性を訴える。
自民党は元職の坂井学氏(47)が再選を目指す。今の日本に必要なのは公約や奇抜な政策ではなく、政治を機能させることと主張。専門的かつ的確な立案で政策を実現し、生活が変わったという実感によって初めて閉塞感が打破されると訴える。
共産党は党国政対策委員長の横山征吾氏(41)を擁立。即時原発ゼロ、再生可能エネルギーへの転換、消費増税中止、ムダを削減し富裕層と大企業に応分を負担、正規雇用と賃上げなどを主張。過去の横浜市議補選で落選している。
みんなの党は旧労働省出身で田中美絵子前衆議院議員政策秘書の池田東一郎氏(51)を擁立。公務員人件費削減など増税前の歳出抑制、経済成長戦略遂行、脱原発依存等を主張。96年衆院選(神奈川15区)と99年茅ケ崎市長選で落選している。
日本維新の会はNPО法人全国てらこやネットワークを創設し、子ども達の交流促進事業などに取り組む湯澤大地氏(45)を擁立。自ら考えて行動する主体性をもった若者が育つ環境づくりを訴える。みんなの党公認で出馬した2年前の参議院選挙で落選している。
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