瀬谷消防署 障害児救助を想定 アントママ招き研修会
瀬谷消防署では、障害児・者を病気や怪我などで救助する際、うまくコミュニケーションがとれるようにと12月7日、10日、瀬谷区知的障害啓発グループ「アントママ」を招いて研修会を行った。
「アントママ」は知的障害児親の会で、自分の子どもが、障害があっても地域で自分らしく暮らしていってほしいと願い、啓発活動を行っているグループ。当日は「みんなちがってあたりまえ〜感じよう・深めよう、障害児への理解〜」と題し、区内の障害児・者の状況、疑似体験、非常時の対応、独特の五感、不思議な行動の理由、障害児を育てる親の思いなど、時間いっぱいに説明した。
また、救助の際の具体的な話しかけ方なども指導。手帳などで名前や連絡先がわかることや、コミュニケーションボード(絵を指さして意思を伝える)の活用法なども伝授。次の行動を伝えてから、実際の行動に移ることの大切さなどを説いた。
研修に参加した消防署員は真剣な表情で話を聞き、障害児・者の独特な感性を理解しようと努め、貴重な体験となった。
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