仕立て服について説明するテーラー丸忠の阿部さん
下瀬谷中学校で３月19日、中学１年生を対象とした職業理解講座「仕事発見in下中」が行われた。
これは、働くことの意味や役割について考え、働いている人の生き方を学ぶことで、自分の生き方をみつめさせるきっかけになればと昨年初めて同校で実施されたカリキュラムだ。さまざまな職業に就いている人たちの話を聞くことによって、職業を理解し将来の職業選択の一助になれば、との思いも込められている。
２回目を迎えた今回は、自動車販売、警察官、販売業、図書館司書、紳士服仕立職、ホームヘルパー２級、元プロ野球選手（現球団職員）、動物園職員、幼稚園教諭、看護師、弁護士の11人の講師が招かれ、各教室に分かれて約70分間、講義を行った。参加した１年生１５１人は事前に希望職種を申請、自分の興味のある職種の教室で講義を受けた。講師はまず、黒板やパソコン、普段使っている道具などを用いて自らの仕事について説明。時には生徒に実践させながら職についての理解を求める場面も見られた。その後、質疑応答の時間が設けられ、生徒たちから「どれくらい勉強しましたか」「大変だったことは」など、中学生らしい素朴な質問が挙げられると講師たちは笑みを浮かべながらも丁寧に答えていた。
講座終了後には体育館に場所を移してお礼の会が開かれ、生徒から講師へ感謝の言葉とともに「時を越えて」の合唱が贈られた。
スポーツ用品販売に役立つシューフィッターの説明をするイシケンスポーツの久保さん
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