県内の果樹生産者が組織する組合等の団体で構成される神奈川県果樹組合連合会(石井和夫会長)。このほど2012年度の「果樹園芸功労賞」が発表され、相原ブドウ園(瀬谷区瀬谷)を営む相原保さんが横浜市で唯一同賞を受賞した。
同賞は県内の果樹生産者等の生産技術および生産意欲の向上を図るため毎年1回実施されており、12年度は4人が表彰された。
相原さんは1997年、瀬谷北部地区で初めて果樹栽培に取り組み、以降、地元住民の理解を得ながら果樹経営に専念。ブドウやミカン、柿、イチジクの栽培を市街化区域の中で拡充していった。特にブドウの栽培では、消費者の声に応え新しい品種を積極的に導入。生産だけでなく直売やもぎ取りによる販売経営も確実なものとした。その姿は、他の果樹農家たちの目標にもなっている。また、横浜市が主催する市民農業大学講座受講生の受け入れや、果樹農家への指導、地元農業団体の役員を務めるなど、果樹の生産や振興に貢献してきた。それらが評価されての受賞となった。
5月15日には横浜のホテルで祝賀会が開かれ、70人以上の人がお祝いに駆けつけた。受賞に際し相原さんは「私が貰えるような賞じゃないんですよ」と驚きの表情。続けて「これからも地元で採れた安全安心で美味しい果物作りを続けていきたい」と更なる意気込みを語っていた。
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