瀬谷環境ネット(宮島行壽代表)による稲刈りが10月2日、上瀬谷の「順環田」で行われ、上瀬谷小学校の5年生児童が参加した。
これは、瀬谷区の水田・谷戸を守る活動の一環として同団体が「冬水田んぼでの稲作」を通年で実施しているもので、同小5年生が毎年、社会科や総合学習の授業で稲作を体験している。
最初は鎌の扱いに苦戦する児童もいたが、「根本からしっかり刈り取って」などとスタッフからアドバイスを受けると、次第にコツを掴んだ様子で、約1時間半で刈り終えた。
宮島代表によると、今年は「雨が多く、実りが遅れた」といい、水田の周りにビオトープや小川を作り、稲刈り直前まで水を落とさない方法で管理してきた。「こういう場所があるということを知ってほしい。いつまでここが使えるか分からないが、貴重な環境なので、なんとか残して行けたら」と語った宮島代表。
今後は、干した稲を脱穀し、児童らが米を炊いておにぎりなどを作り、地域住民らと味わう予定だ。
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