国土交通省は3月18日、今年1月1日時点の公示地価を発表。公表資料をもとに、横浜市が同市分を取りまとめた。瀬谷区は住宅地・商業地ともに上昇したものの、商業地の変動率は0・9%増で市内最下位となった。
公示地価は、標準値1平方メートルあたりの正常な価格を示したもの。一般の土地取引や不動産鑑定の指標になるほか、公共事業用地の価格算定の際の規準など、社会や経済活動における制度的なインフラとなっている。
横浜市内の住宅地は、391地点での調査で平均変動率が1・5%増となり、前年の1・7%増に比べ上昇率は縮小した。商業地は140地点で2・4%増、工業地は19地点で1・9%増と、いずれも上昇した。
瀬谷区の調査地点は住宅地が17地点、商業地が2地点、工業地が1地点から調査を行った。
住宅地の変動率は0・8%増で、前年の0・6%増から上昇。一方、商業地の変動率は0・9%増で前年の0・2%増から上昇したが、全18区平均の2・4%増を下回る結果に。磯子区、金沢区、栄区の1・0%増を押さえ最下位となった。
地点別に見ると、住宅地で最も上昇率が大きかった場所は、三ツ境駅から700mの「三ツ境144番4」で、変動率は3・0%増。土地価格は20万9000円に上った。次いで、「本郷3丁目19番4」で2・8%増、「中央30番13」で2・2%増だった。
商業地では三ツ境駅から120mの「三ツ境15番10」が変動率0・9%増、土地価格は33万2000円となった。
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