災害発生時や防犯、各イベントなどの地域活動において、各自が協力できることを登録する新たな取り組み「みなみせやサポーターズ」が南瀬谷地区でスタートする。同地区では事前にアンケートを全戸配布し、説明会を実施。5月17日には発足会が行われる。
この取り組みは、大規模自然災害などで重要となる、人と人のつながりを強めようと、南瀬谷自治連合会(澁谷悦旦会長=人物風土記で紹介)や南瀬谷地区社会福祉協議会(林茂会長)が協力して立ち上げたもの。
「みなみせやサポーターズ」には同地区在住であれば誰でも参加可能。趣味や特技、さらに「非常時にはこんな物資を提供できる」「仕事の経験を生かして役に立ちたい」など協力できることを登録し、必要なときに地域活動に参加するという仕組みだ。
この動きが起こったのは昨年5〜6月頃。「地域の担い手を見つけたい」という思いから、日頃、地域活動への参加が難しい男性を対象に、うどん打ちを実施した。すると予想以上の参加があったため、それをより発展的なものにしようと、自治会の役員や区役所の担当者らが話し合いを重ねてきた。
同地区約3000世帯にアンケートを全戸配布。仕事や資格、趣味・能力、持ち物の提供、地域の行事協力など項目に分け、地域活動にどのような協力ができるか聞いたところ、約200通の回答があった。
参加を呼びかけ
サポーターズへ登録する際、必ずしも何かできる必要はなく、空いた時間に少しでも手伝える人は参加してほしいという。澁谷会長は、「地域で何かやりたいけれど、きっかけがないと思っている人はぜひ参加を」と話す。
4月中旬に実施した説明会には全3回で60〜70人が参加。現時点で登録カードに記入した人は20人ほどで、今後より働きかけを行っていく予定だ。
澁谷会長は、「今年中に具体的な動きまで持っていきたい。何より、一人ひとりが気持ちよく住めるまちになることが大事。将来的には、サポーターズに参加している人たち自身が核となり、横のつながりができていくことが理想」と展望を語った。
今後は、登録した人が参加できる研修会や講習会を行い、具体的な動きにつなげていきたいとしている。
「みなみせやサポーターズ」発足会は南台ハイツB集会所で、5月17日(日)午後1時半〜。当日参加可。
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