海老名市文化会館で8月26日、「第6回関東地区高等学校和太鼓選手権」が行われ、横浜隼人高校和太鼓部が銀賞を受賞した。
8月の県大会では初の最優秀賞を獲得した同校。「2年生は4人のみ。1年生は経験者が少なく関東に行けるか微妙で、不安もあった」と小野夢華部長(2年)。それでも当日のリハーサルは「驚くほどいつも通りにできた」と言い、その手応えが結果にも表れた。
3度目の関東大会は、神奈川県のトップとして挑むプレッシャーもあった。演奏順は出場16校中最後。直前まで素振りをするなどコンディションを整えることに集中した。演目は三浦市三崎に伝わる伝承曲「ぶちあわせ」と「孤高」の2曲。県大会に比べ演奏時間が10分に縮まり編曲が行われ、調整のために前日は午後10時まで練習をしたという。
惜しくも金賞は逃した同校だが、次の目標に向け動き出している。小野部長は「私たち4人が引っ張る側。全体をまとめていきたい」と話し、副部長の宮城陽君(2年)も「ほかの学校とは違う『隼人らしさ』を出す。自分たちが楽しむことでお客様も楽しませたい」と意気込んだ。
同部顧問の坂本久教諭は「舞台に上がるのは高校生だけだが、普段から中高一緒に練習し、中学生がさまざまな場面でサポートしてくれる。これが隼人和太鼓部の特徴では」と話し、これまで同部を支えてきた歴代の部員や地域への感謝の思いを口にした。
同校は今後、全国大会につながる郷土芸能発表大会に向け、練習に励む。
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