今月9日と10日に行われた瀬谷高祭で、伝統の「虹張り」が中庭に出現。来場者を鮮やかに出迎えた。
虹張りとは、校舎の2階から4階に7色各25本のテープを渡し、「虹」を作るもの。同校では長年、文化祭スタッフの生徒が担当し、先輩から後輩へ作り方を受け継いでいるという。
練習を重ね、文化祭当日までの一週間が虹張りの本番。担当生徒は休み時間や放課後を使って虹作りに励んだ。副リーダーの牧野日和さん(3年)は「スタッフの人数調整が難しく、仕上がりが不安だった」と語る。力仕事であると同時に、見栄えを保つため、捻じれに気を使う繊細な作業でもある虹張り。リーダーの田平郁弥さん(3年)は、「3年間で一番良い出来。時間がない中で後輩たちも頑張ってくれた」と振り返り、同校の「伝統」をやり切った充実感を滲ませた。
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