東野団地から県営細谷戸ハイツ方面に抜ける「市道瀬谷団地連絡道路」が、3月12日(月)午前11時に開通する見通しとなった。これまで両エリアを行き来するには周辺の住宅街を通過する必要があったが、開通により、地域の交通安全や利便性の向上が期待される。
市道瀬谷団地連絡道路は、区内東野から相沢7丁目まで約290mを結ぶ。片側一車線の車道(計7m)と、その左右に各4mの歩道が設けられる。道路の南端、東野団地と隣接する部分は「東野北交差点」として信号機が設置される。
市道路局建設課によると、この事業は県営細谷戸ハイツの再整備に合わせたもの。1998年度に事業を開始したが、用地取得などで完成時期がずれ込んだという。総事業費は約10億円だった。
周辺住宅地への通過交通軽減へ
東野と、瀬谷町や相沢北部を自動車で行き来するには、家が立ち並び通学路もある周辺地域の狭い生活道路を抜けるか、住宅街を大きく南に迂回しなければならなかった。道路が開通することで、住宅地への通過交通が少なくなり、安全向上につながるほか、地域間の連絡機能も強化。瀬谷高校や市民の森がある区内東部と、海軍道路(環状4号線)が通る区内北部のアクセスも改善する。
近隣の住民は「狭い生活道路を通る必要が無くなり、便利になります」と喜ぶ。また、このエリアの南側に位置し、瀬谷駅北口方面や中原街道方面に向かう県道瀬谷柏尾線の渋滞についても触れて、「改善につながるのでは」と期待していた。
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