犯罪防止などにおいて顕著な貢献をした個人・団体を称える「神奈川県犯罪のない安全・安心まちづくり功労者表彰」に、瀬谷区防犯指導員連絡協議会(塩田一美会長)が選ばれた。年間を通じた防犯パトロールやキャンペーンが評価されたもの。
自主防犯の活発化などを目的とした表彰制度。通算15年以上活動していることや、安全・安心のまちづくりに向けた実績、活動における創意工夫などが選出条件となる。2018年度は2個人・3団体が選ばれ、区内では同協議会のみ。1月29日に中区のホテルで、「犯罪のない安全・安心まちづくり奨励賞」と併せて表彰式が執り行われた。
「1件でも被害少なく」
40年以上活動している同協議会。区内12の地区連合から推薦された25人が、瀬谷警察署長と瀬谷区防犯協会会長の委嘱を受けて防犯に取り組む。主な定例活動は、週1回ほどのペースで行う青色防犯パトロール、瀬谷駅と三ツ境駅で隔月実施する街頭キャンペーンなど。また、4〜5月の新入学児童の見守りや、年末年始の特別警戒にも携わる。
「街頭キャンペーンの時などはチラシを渡すだけでなく、対策を説明するよう心掛けています」と塩田会長。指導員の主な年齢層は60代〜80代と高齢だが、「暑い日も寒い日も一生懸命活動しています」と説明する。
表彰については「指導員みんなの頑張りがあってこそ。励みになります」と喜ぶ。今後の重点事項は、振り込め詐欺の被害を防ぐこと。手口が巧妙化し、被害に歯止めがかからない現状を憂慮しており、「被害が1件でも少なくなることを信じて取り組んでいきます」と力強く語った。
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