瀬谷消防署が5月中旬、新型コロナウイルス感染症の影響によって家で過ごす時間が多い子どもたちに向けて、火事や地震などから身を守る方法を伝える動画「おうちで『防災』」の配信をスタートした。
外出自粛中の子どもに向け
この動画は、動画投稿サイトYouTubeの横浜市公式チャンネル内で配信されている。「地震編」「津波編」「火災編」(No1、2)「風水害編」の5種類があり、それぞれ約1分30秒から2分30秒ほどの長さ。瀬谷消防署の職員が出演している。
同消防署によると、コンセプトは「親子が家のなかで体を動かしながら楽しく学べる」。地震編では落下物などから身を守るために絵本やバッグで頭を隠して「ダンゴムシ」になり、火災編では煙を避けるために「ワニ」のように這いながら進んだりと、虫や動物を例に分かりやすく伝えている。また、頑強な消防士が子どもに扮したり、ロープを登って津波から逃げたりと、「見ていて楽しい点」も意識したという。
「笑顔になって」
同消防署では、次世代の地域防災の担い手を育てるため、幼児期から中学校期における防災教育を推進。2013年度からは区内の幼稚園・保育園で体験型講座を開き、毎年3000人以上が参加している。今年度は新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴って、幼年期の防災教育を進めることが難しい状況だったことから、家で過ごす子ども向けの動画を作成したという。
職員は「自粛生活が続いている子どもたちが、この動画を見て笑顔になってくれたら嬉しいです。これからも力を合わせて頑張っていきましょう」と呼びかけている。動画はYouTubeで「おうちで防災教室 横浜市」を検索。
瀬谷区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|