地球温暖化などを防ぐための自然環境にやさしい「エコ活」への理解を深めてもらおうという事業「瀬谷エコライフ」が3月26日(金)まで、区役所ホームページや区民ホールで開かれている。瀬谷区と民間企業が連携した取り組みで、事例紹介を通じて啓発を図る。
近年の猛暑やゲリラ豪雨といった異常気象の原因とされている地球温暖化。19年の環境省の調査によると、現在のペースで温暖化が進んだ場合、21世紀末には猛暑日や短時間強雨の増加、土砂災害や水害の激甚化が予想されている。また、農業や水産業、生態系にも大きな影響が出るという。
「瀬谷エコライフ」はこうした状況を受けて、地域のエコ活を拡げていくもの。店舗や行政の事例を伝え、環境問題に社会全体で取り組んでいることを、区民に実感してもらう狙い。当初は相鉄ライフ三ツ境でスタンプラリーを行う予定だったが、緊急事態宣言の発令を受けて、オンライン中心の形態に切り替えた。
区ホームページでは、区役所が今年度に行った節電チャレンジなどに加えて、同店の「SWEETS BOX」「こだわりや」「ハニーズ」「フルーツバスケット」「三ツ境カルチャーセンター」「渡部内科」のエコ活を掲載。照明や空調の節電、植物由来原料のバイオマスプラスチック配合レジ袋やエコバッグの使用など、各店の取り組みが分かるようになっている。区役所2階の区民ホールでは、これらの事例の他に、気候変動や地球温暖化を説明するパネルが展示される。
ホームページやパネル展示会場のクイズに回答して応募すると、参加賞として「せやまる温度計カード」がもらえるほか、抽選で5人に小物入れやエコバッグなどの「せやまるエコグッズセット」が当たる(3月26日必着)。区政推進課職員は「一人ひとりの地道な『エコ活』は効果を感じにくいと思うが、身近なお店や区役所も含めた社会全体で地球環境を守ろうとしていることに気づいてもらえれば」と呼びかけている。
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