東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、テロ災害の対応訓練が6月25日に瀬谷区総合庁舎前の広場であった。瀬谷警察署、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院のYMAT(ワイマット)(横浜救急医療チーム)、瀬谷消防署と消防団が参加し、有事の際の連携強化を図った。
災害時の円滑な活動や被害軽減を目的とした訓練。不審者が建物を放火したことで、多数の負傷者が発生しているという想定で実施された。警察署員による不審者確保と連行、消防隊による消火活動が迅速に行われたほか、救急隊などによる負傷者のトリアージも。YMATの医師らは、血圧や意識レベルといった負傷者の状態に基づいて応急処置にあたった。
村田秀之警察署長と安平博消防署長は講評で、「関係機関の連携と情報共有の重要性が明確になった」「こうした訓練が有事の冷静な活動につながる」と手ごたえを感じていた。医師の森内麻美さんは症状に応じて治療や搬送をすることが出来たとした上で、「限られている人員や機材を、現場の状況に応じていかに配置するかが重要になってくると思います」と分析した。
瀬谷区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|