障害者就労
4月から雇用率引上げ
市も企業啓発に注力
3月28日
マーケティングなどについて学ぶ東洋大学の学生が1月24日、子育て世代の移住を促す取り組みや国際園芸博覧会を成功させるアイデアを植木八千代区長ら区役所職員にプレゼンテーション。SNS活用を始め、若い世代ならではの視点で魅力発信を呼びかけた。
プレゼンしたのは、マーケティング理論の観光産業での応用を研究する佐々木一彰ゼミナールの3年生。同ゼミは19年から同様の取り組みを続けており、今年で4回目になる。学生たちは昨年夏前から学習を始め、瀬谷区の現地調査も実施。11月にはオンラインで中間発表を行い、区職員の意見を踏まえて最終的な提言をまとめた。
区の魅力については緑豊かで子育てしやすい、都内にアクセスしやすいなどと説明。その一方、道路が狭く移動が不便だとして、地元の会社と連携し、タクシーが乗り放題となる月額制サービスなどを提案した。また、短い動画を共有できる「TikTok(ティックトック)」や写真にフォーカスした「Instagram(インスタグラム)」などSNSを通じて、10代や子育て世代などにアピールすべきだとした。
園芸博については区内の野菜と植物を販売する朝市や、季節の花を取り入れた行事などを定期的に開くことを提案。開催時の課題とされている渋滞対策にも言及し、シャトルバスの経路を花でイルミネーションのように彩ったり、地域の子どもが手作りした折り紙やメッセージカードを車内に飾るなど、「渋滞が起きても不満が出にくい搭乗体験を提供しましょう」などと訴えた。
植木区長はシャトルバスに関する提言などに触れて「乗車時間を活かして、そこで何か観てもらったり、体験してもらう。発想を逆転させるアイデアがとても参考になりました」と話した。区に関する詳しい知識がないなかで学習を始めたという学生たちは、「実際に瀬谷区を訪れて理解を深めたり、学生ならではのSNS活用を盛り込みながら提案を考えました」と振り返った。
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