ボランティアとして高齢者福祉施設などでマジックを披露している、「ドラゴン二谷」こと二谷(にたに)龍夫さん(74歳/三ツ境)。15年ほど前から訪問出演を続け、利用者に驚きと笑いを届けている。
7月6日の”ステージ”は、阿久和東の小規模多機能型居宅介護事業所アマリリス。二谷さんはこの日、原中学校コミュニティスクールで開いているマジック教室の生徒2人と出演した。大トリとして登場すると、笑いを交えながら、カードやスカーフを使った手品を次々と披露。最後には得意技という鳩出現マジックで観客を沸かせて、「また、お会いしましょう」と呼びかけた。
技の継承にも意欲
中学生の頃、奉仕活動などを行う青少年赤十字に所属していた二谷さん。学生時代から友人らと施設訪問に取り組み、社会人になってからも物真似や落語を披露していた。老若男女が楽しめるようにと、マジックを習い始めたのは約30年前。カルチャースクールに通ったほか、YMG(横浜マジカルグループ)というサークルに入り腕を磨いた。
今は三ツ境にある小規模多機能型居宅介護事業所オリーブで働きながら、福祉施設やケアプラザ、地域行事などで年間40件ほどステージに立つ。観客の年齢層に応じたショーにするよう心掛けており、特に高齢者施設などは派手でインパクトあるネタにする。「皆に楽しんでもらうことが一番」と笑顔で話す。
今後の目標は、培った技術を多くの人に伝えること。10年ほど前から指導者として活動しており、今は原中コミスクで教室を開く。「生徒をもっと増やして、マジックの魅力を伝えたい」と更なる活動に意欲を示している。ボランティアに関する問い合せは二谷さん【携帯電話】090・6925・1671。
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