神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
瀬谷区版 公開:2018年8月2日 エリアトップへ

”文化部のIH(インターハイ)”に出展 区内高校の3人を取材

文化

公開:2018年8月2日

  • LINE
  • hatena
色味にこだわったという作品を持つ三浦さん
色味にこだわったという作品を持つ三浦さん

 音楽・美術・写真・文芸など多彩な分野で行われる「第42回 全国高等学校総合文化祭」(主催/文化庁ほか)が、8月7日(火)から11日(土)にかけて長野県で開催される。「文化部のインターハイ」とも呼ばれる同祭に作品を出展する、区内高校に通う三浦真依さん(瀬谷高校3年)、川崎萌香(もえか)さん(瀬谷西高校2年)、橋本航太さん(横浜隼人高校3年)の3人に創作のこだわりなどを取材した。

三浦さん(瀬谷)

 自身初、同部としては6年連続の全国の舞台。昨年11月の県大会で推薦を獲得し、同祭への出品が確定した。「高校最後の年に選んでもらえて嬉しい」と喜びを語る。

 修学旅行で札幌を訪れた際、赤れんがで有名な北海道庁旧本庁舎の一角で友人をモデルに撮影した。タイトルは「愁苦(しゅうく)に影(かげ)す」。光と影の境目に足を置き、戸惑いながらも未来に向かって歩む心情を「影す=光がさす」という言葉に託した。服の赤と靴の青、影の黒など色彩の対比もポイントだ。

 普段はモノクロ写真や、お年寄りが被写体の写真が好きという三浦さん。他県の高校生の写真を見られる貴重な機会のため、「どんな表情を切り取っているかなど、注目したいです」と期待する。

川崎さん(瀬谷西)

 美術部副部長の川崎さんは、水彩画「物置」を出展。半年かけて創作したというB1版(728mm×1030mm)の力作で、昨年の県高校美術展で奨励賞を受賞し、全国出品も決まった。

 「多くの物を描き込むのが好きです」。人が暮らしているという”物置”には机やソファに加え、お気に入りの素材である達磨・招き猫・猫・カラス・植物などを散りばめた。明暗の変化にもこだわり、暗いトーンの内壁を基調にしながらも、窓から射し込む柔らかな光や、温かみのあるランタンを随所に盛り込んだ。

 初参加の同祭については「絵を描いている全国の人達と交流するのが楽しみ」と期待している。

橋本さん(隼人)

 高さ180cmの木彫作品を出品する橋本さん。昨年の県高校美術展にて高文連会長賞を受賞し、初の全国が決まった。隼人高校美術部としては20年連続の出品となる。

 木を組み合わせ、3体のくらげを表現したという作品のタイトルは「浮化効力(ふかこうりょく)」。生き物をモチーフにした作品が好きという橋本さん。特徴的な生き物は何かと考え、くらげに行き着いた。「固い木で、柔らかい生き物の浮遊感が出せるようこだわりました」と語る。

 全国について、「緊張はあるけれど、自分がやってきたことをアピールできれば」と話し、「全国レベルの作品を見て、吸収したい」と話した。

木で「くらげ」を表現したという木彫作品と並ぶ橋本さん
木で「くらげ」を表現したという木彫作品と並ぶ橋本さん

瀬谷区版のローカルニュース最新6

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

3月28日

平時から災害時までサポート

平時から災害時までサポート

横浜市が避難ナビ

3月28日

利用促進へ官民学が連携

阿久和団地ぽかぽかプラザ

利用促進へ官民学が連携

広報ツールやイベントで

3月28日

義援金を受付

能登半島地震

義援金を受付

赤十字社が12月まで

3月28日

災害に強い地域を目指して

災害に強い地域を目指して

植木区長と網代会長が対談

3月28日

4月から「瀬谷区版」は「旭区・瀬谷区版」となります

【Web限定記事】タウンニュース社からのお知らせ

4月から「瀬谷区版」は「旭区・瀬谷区版」となります

3月28日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook