第49回衆議院議員選挙が10月31日に投開票され、神奈川5区(戸塚区・泉区・瀬谷区)では自民党前職の坂井学氏(56)が13万6288票を獲得して当選を果たした。立憲民主党前職の山崎誠氏(58)は11万8619票と及ばなかったものの、比例で復活当選した。【1日起稿】
野党共闘が形となり、小選挙区制が導入されてから初の一騎打ちとなった5区。自民は菅義偉前総理が、立憲は枝野幸男代表が応援演説に駆けつけるなど、与野党が激しくしのぎをけずった。
菅政権で内閣官房副長官を務め、5期目を目指した坂井氏。選挙戦ではワクチン接種の推進や、携帯電話料金の値下げといった実績を有権者にアピールした。
午後11時45分頃、報道番組で当選確実が伝えられると、坂井氏の事務所では歓声が上がった。支援者に迎えられ事務所に姿を現した坂井氏は支持者やボランティア、各区議員などのサポートで接戦を制することが出来たとあいさつ。5期目については「しっかり地元と国政の橋渡し役を務めたい」と抱負を語った。
前回衆院選の立憲比例東北ブロックで2度目の当選を果たし、18年から5区総支部長の山崎氏。自然エネルギー推進などを掲げるとともに、政権交代の必要性を訴えた。
比例復活を果たした山崎氏は「及ばなかったが、自民党の政治を変えたいという声を一定数いただいた」と選挙戦を振り返り、3期目については「環境政策を通じて日本の再生に貢献していきたい」と語った。
5区の投票率は56・05%で、前回から4・08ポイント増。区別では戸塚区57・34%(前回比4・65ポイント増)、泉区56・37%(同3・49ポイント増)、瀬谷区52・7%(同3・48ポイント増)だった。
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