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鶴見区版 公開:2012年10月18日 エリアトップへ

鶴見室内管弦楽団の発起人で、バイオリンを担当している 塚田 絢子さん 東寺尾中台在住 69歳

公開:2012年10月18日

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音楽の豊かさ身近に

 ○…鶴見区民文化センターサルビアホールで10月21日開催のつるみ音楽祭。楽団として出演し、オーボエやバイオリンのソリストと、コンチェルトを披露する。楽団では副団長。本番に向け、通常月1回の練習はこの頃は毎週に。練習時間は日曜の朝9時半から2時間半。休日の早朝でも遅刻者はほとんどいないという。「練習時間が少ない分、メンバーの意識は高い」と語る表情は誇らしげだ。

 ○…結成は2006年。地元密着で活動するオーケストラを作ろうと、区内の楽器経験者を中心に声をかけたのが始まり。鶴見初の楽団である。地元にこだわったのは、クラシックの敷居を下げるため。「おめかしをして改まって聴くものと思っている人が多いけれど、サンダル履きでも聴きに行けるような身近で気軽なものにしたい」。そんな思いから、依頼があれば、ケアプラザや病院などにも出張している。

 ○…名古屋出身。バイオリンは6歳から。自宅近くに弾き手が住んでおり、窓を通して聞こえてくる音色に魅了された。一人で演奏するよりも合奏が好きだった。「協力し合って一つのものを作るのがいい」。しかし音大進学後、やめたいと思うことも。「競争が激しくて。技術に限界を感じることもあった」。それでも乗り越えられたのは、音楽が好きという気持ちがあったから。現在は自宅で教室を開いている。「若い生徒には、大変だけれど、必ず後でいいことがあるから続けてと伝えている」

 ○…「63年もバイオリンやっているなんて。なんだか恥ずかしいわね」。ふと我に返り、少女のように手で顔を隠し笑う。かわいらしい一面の裏で、強い信念ものぞく。「気持ちにゆとりがなくなっている人たちも音楽を聴けばお互い優しくなれるのでは。音楽にはそういう力があると信じている」。音楽の豊かさを身近な人々に伝え続けていくことが、自らの使命だと思っている。
 

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