神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2012年11月15日 エリアトップへ

11月16日と17日、馬場の第一みゆき商店会で開かれるバザーの中心人物として活動する 内藤 悦子さん 馬場在住 63歳

公開:2012年11月15日

  • LINE
  • hatena

「いくつになってもできる」

 ○…「ただのパートのおばさんよ」。そう言って快活に笑う。近くのやよいケ丘幼稚園の園長が商店街内に開いた園芸店に勤務する。「園長が企画して私は実行するだけ」と謙遜する。春と秋に2回実施するバザーは、幼稚園母の会などが主催となり4年前からスタート。「去年から商店会も協賛になって、だんだん定着してきた」とほほ笑む。レトロな雰囲気が好きだという地元の商店街。「昔は人通りも多かった。活気が戻れば」。ポスター貼りからゲスト出演の調整、販売品の仕込みなど、ほとんど一人で奔走する。

 ○…札幌出身。11人きょうだいの末っ子。夫が転勤族で全国を転々とした後、25年前に鶴見へ。「20歳で結婚して、21歳で子どもを産んで、それからずっと専業主婦だった。仕事らしい仕事は60歳になってから。本当にありがたい」。孫が通った幼稚園で園長と出会ったことを感謝する。

 ○…一人娘と小学校2年の孫娘、3人で「女子会」が最近の流行り。ジャニーズのファンだという娘についていき、ロケをした場所でご飯を食べる。60過ぎから始めたパソコンでは、SNSサイトで遊ぶ。アクティブに動く60代。中でも「本職」というのはパッチワーク。20代から始め、講師の資格を持ち、教室も開く。

 ○…40代のとき、胆管結石で胆のうを、子宮がんで子宮を切除した。「ずっと、いつかまたと怖かった」。ようやくかかりつけ医に『手術した部位に関してはもう心配ない』と言われ、少し肩の荷がおりた。「父ががんだった。自分がなったら手術しないと思っていたけど、あのとき手術してよかった」。今がある、だからこそ出会えた人たち。「八百屋さんがおまけしてくれたり、地域の人が差し入れをくれたり。いい街」と誇らしく笑う。夢は、高齢者の集まるシルバーサロンを作ること。「この年からでも、なんだってできる」。「パートのおばさん」が、街に元気と勇気を与えていく。

鶴見区版の人物風土記最新6

熊谷 起一さん

市場西中町まちづくり協議会で事務局長を務める

熊谷 起一さん

市場西中町在住 75歳

4月25日

中西 実さん

鶴見警察署の署長に新しく就任した

中西 実さん

区内在住 57歳

4月18日

河原 公一さん

4月20日に「春まつり」を行う馬場花木園で園長を務める

河原 公一さん

馬場在勤 63歳

4月11日

鈴木 彩香さん

2023年度の横浜市男女共同参画貢献表彰で「ユース賞」を受賞した

鈴木 彩香さん

鶴見区出身 34歳

4月4日

池田 茂さん

青少年指導員として、インターネットの安全な使い方講座の講師を務めた

池田 茂さん

鶴見中央在住 60歳

3月28日

冨樫 剛一さん

2月から横浜F・マリノスユースの監督を務める

冨樫 剛一さん

横浜市出身 52歳

3月21日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

鶴見区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook