神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2014年4月3日 エリアトップへ

お釈迦様の誕生日を祝う「花まつり」などを主催する鶴見区仏教会の会長として精進する 宮田 隆伸さん 潮田町在住 49歳

公開:2014年4月3日

  • LINE
  • hatena

身近で気軽な「仏教」に

 ○…区内の各宗派、32寺院が加盟する区仏教会。お釈迦様の誕生日を祝う「花まつり」の催しは、記録が残る限りで、戦後から続く伝統行事だ。「仏教の敷居を低くして、一般の人にも来てもらえるように」と、ここ数年は法要とコンサートなど、気軽なものを企画している。「今年は講談。堅苦しいものでなく、甘茶を飲んで、お釈迦様の誕生日なんだと、知ってもらうだけでいい」とほほ笑む。

 〇…潮田町にある真言宗智山派・東漸寺の住職を務めるが、もともとは一般企業の社員だった。「普通のサラリーマン。広告営業をしていた」と笑う。僧侶になったのは、同寺の一人娘だった妻と一緒になるため。「180度以上違う世界に怖さはあった」が、結婚と仏教への道を選択。30歳で京都に修行へ行き、大学にも通った。「別の世界を経験したからか、敷居の高さや難しさはわかる」。住職になって8年。訪れる人にはフレンドリーに話しかける。

 〇…長男、長女、次女の3人の父でもある。妻と2人、法事などの合間をぬっては、子どもたちの部活観戦に行くのが大好きだという。「来るなと言われても行っちゃう。長男は野球、長女はバスケ。中学になる次女もお姉ちゃんと同じになりそう」と、父親の表情を覗かせ、楽しげに話す。

 〇…「会合や企画など、昔から当たり前のように続いている」という区仏教会の活動は、市内でも活発だと言われている。「宗派問わず、地域のつながりがあるのは大切。違うやり方を知ることで勉強になる」。2年となる会長の任期は、残り約1年。「もっと地域を大切にしていきたい。高齢化で檀家が減り、少子化で無縁墓も増える。宗派を越えて考えていければ」と思いを語る。その昔、村の中心として役所の機能もあった寺。「あそこのお寺に行くと落ち着くとか、あの住職は面白いとか、地域のコミュニティーの中心になれたら」。身近な住職が、その思いを伝えていく。

鶴見区版の人物風土記最新6

熊谷 起一さん

市場西中町まちづくり協議会で事務局長を務める

熊谷 起一さん

市場西中町在住 75歳

4月25日

中西 実さん

鶴見警察署の署長に新しく就任した

中西 実さん

区内在住 57歳

4月18日

河原 公一さん

4月20日に「春まつり」を行う馬場花木園で園長を務める

河原 公一さん

馬場在勤 63歳

4月11日

鈴木 彩香さん

2023年度の横浜市男女共同参画貢献表彰で「ユース賞」を受賞した

鈴木 彩香さん

鶴見区出身 34歳

4月4日

池田 茂さん

青少年指導員として、インターネットの安全な使い方講座の講師を務めた

池田 茂さん

鶴見中央在住 60歳

3月28日

冨樫 剛一さん

2月から横浜F・マリノスユースの監督を務める

冨樫 剛一さん

横浜市出身 52歳

3月21日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

鶴見区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook