神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2014年6月5日 エリアトップへ

親子の居場所づくりに励む 原田 晴美さん 下末吉在住 66歳

公開:2014年6月5日

  • LINE
  • hatena

子育て支える「おばちゃん」

 ○…「親戚のおばちゃんだと思って遊びにおいで」。自宅を0〜3歳の子どもと親に開放する「と〜とろの家」が、6月11日で10周年を迎える。「子育ては大変。母親が心地よい日々を送れないと、子どもは楽しめない。空間を変えるだけでも癒しになるのでは」との思いから始めたこの取り組み。開催日の毎月第2・4木曜日は、近隣の親子の憩いの場として親しまれている。

 ○…生まれは徳島県。結婚を機に鶴見へ越してきたが、「転勤族だったから子育てが大変。周りは知らない人だらけ。息子が病気になった時も頼みごとができなかった」。時には鬱病になるほど苦悩した。子育て環境の改善を目ざすようになったきっかけは、親子の居場所づくりに励んでいるNPO団体に出会ったこと。「現役のママが立ち上げたことに感動した。鶴見でもやりたい」と決意。大好きな映画「となりのトトロ」にちなんで自宅を「と〜とろの家」と名付け、子育て支援に尽力するようになった。「子どもは無防備に信頼してくれる。子育ての追体験をしているようで楽しい」とほほ笑む。

 ○…現在は夫と二人暮らし。おしどり夫婦の秘訣は、「ありがとう」の一言だという。「親しい知人の子が小さなことにも『ありがとう』を言っていた。真似してたら夫にも伝染しちゃった」と笑う。支えてくれる相方には感謝が絶えない。「と〜とろの日の朝には、寝具を片付けてくれたり、掃除機をかけたりしてくれる。予想外に楽しんでるみたい」と笑みがこぼれる。

 ○…「みんながゆっくりできる、困ったときに駆け込める場所になれば」。苦労したからこそ、子育て支援にかける思いは強い。「もう一つの家だと思ってほしい」との願いから、「と〜とろの家」ではイベントなどをあえて行わずに、フリースペースとして自由に利用させている。「来てくれる人がいる限り続けたい」。地域の子育て世帯を、「おばちゃん」は優しく見守る。

鶴見区版の人物風土記最新6

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

5月2日

熊谷 起一さん

市場西中町まちづくり協議会で事務局長を務める

熊谷 起一さん

市場西中町在住 75歳

4月25日

中西 実さん

鶴見警察署の署長に新しく就任した

中西 実さん

区内在住 57歳

4月18日

河原 公一さん

4月20日に「春まつり」を行う馬場花木園で園長を務める

河原 公一さん

馬場在勤 63歳

4月11日

鈴木 彩香さん

2023年度の横浜市男女共同参画貢献表彰で「ユース賞」を受賞した

鈴木 彩香さん

鶴見区出身 34歳

4月4日

池田 茂さん

青少年指導員として、インターネットの安全な使い方講座の講師を務めた

池田 茂さん

鶴見中央在住 60歳

3月28日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月27日~5月31日

鶴見区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

鶴見区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook