三ツ池公園(文化・環境)フェスティバル実行委員長を務める 渡邊 武さん 上末吉在住 75歳
フェスで地域の絆結ぶ
○…三ツ池公園フェスティバルがいよいよ5月16日に開かれる。当日に向け実行委員長としての準備に余念がない。「今は追い込み作業。落ちがないよう入念に確認している」。同公園周辺の連合町会と連携しながら、2013年から委員長を務めている。区民のためのイベントを、皆に楽しんでもらうことがやりがいになっている。「大勢の人に来ていただき、トラブルなく成功させたい」
○…区内出身。会社員の仕事が落ち着き始めた50代後半、長年住んでいる鶴見に恩返しができればと自治会町内会活動に参加し始めた。「会社員時代は地域で何をやっているかはわからなかった」と振り返る。現在は上末吉地区自治連合会会長も務め、安心して暮らせる町づくりを目ざし、日々尽力している。「上末吉地区は区内の中でも高齢者が多く住んでいる。一方で子どもも多い。多世代が支え合える街にしていきたい」と地域の課題を語る。
○…息抜きはゴルフ。歴は30年以上。「月2回は行っている。年とともに飛ばなくなっちゃうけど、仲間と冗談を言いながらやるのが楽しい」という。もう一つの楽しみは畑仕事。5、6年前から自宅近くに50坪以上ある畑を借り、10種類以上の野菜を育てている。年中収穫できるが世話は一人で行うため多忙だ。「今の時期は雑草が伸びるのが早くて草取りに追われている」と苦笑する。妻も手話などのボランティアに参加するなど、夫婦で地域を駆け回っている。
○…フェスティバルは、家族や住民の絆を結ぶきっかけになると考えている。「独り暮らしの人を住民同士で見守ることが重要になっている。絆を結ぶことで万が一にも強いまちづくりへつながっていけば」。消防団や民生委員など、普段あまり見えにくい地域の活動を知る機会にもなる。「いろいろな人が地元のために頑張っていることを知る場にもしていきたい」と意気込んでいる。
|
<PR>