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鶴見区版 公開:2016年4月14日 エリアトップへ

NPO法人横浜市ボート協会会長を務める 鈴木 信太郎さん 港北区在住 80歳

公開:2016年4月14日

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理想への航路見失わず

 ○…元宮にある鶴見川漕艇場を拠点に、ボート競技の普及・振興のためイベントなどを開催している横浜市ボート協会。昨夏から乗り場の腐食により漕艇場の乗艇利用が停止され、行事を中止するなど大きな影響を受けたが、いよいよこの4月、工事が完了。17日には再開後初の大きなイベントとなる市民ボートレースを開く。「再開されることになり、ほっとしている。仲間も再び鶴見川で練習するのを楽しみにしている」と期待を膨らませている。

 ○…ボートは大学時代から。職場のクラブ活動でボートに乗る父の影響もあり始めた。就職先にもボート部の強豪があり入部。猛烈に練習に打ち込み、五輪出場を目ざすまでに。夢は叶わなかったが、東京大会では審判員として活躍した。12年前まで現役生活からは離れていたが、仲間から誘いを受け、68歳で再び乗船。「会社人間そのもので、リタイア後は目標を見失っていたが、試合で勝つという目標がまた見つかった」と生活の充実ぶりを話す。

 ○…15年7月から市ボート協会会長に就任。活動する区内を始めとする鶴見川沿いは、四季折々の風景が魅力。「春は桜が咲き、秋は紅葉もきれい。ボラが船へ飛び込んでくることもある」と笑う。妻もスポーツに堪能で、スキーはかなわない。「一緒にやっていたころもあったけれど、妻の方が上手いから悔しくてやめちゃった」と負けず嫌いな一面も見せる。健康の秘訣は心の若さを保つこと。「理想を失ったとき人は老いる」という言葉をいつも心に留めているという。

 ○…ボートだからこそ見える景色、感じられる爽快感をもっと多くの人に知ってもらいたいという。「漕艇場もとてもいい施設。地元の人にこそ利用してもらいたい」。いつか実現してほしいのは、五輪のボート種目で日本人がメダルを獲ること。「地域の子どもたちから有望な選手を生み出せたら」。夢に向かい、またこの春、船を漕ぎ出す。

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