鶴見区版 掲載号:2018年6月7日号
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畑を耕しながら、音楽で街を盛り上げる 影山 きたろうさん(本名:磯ヶ谷義太郎) 駒岡在住 57歳

人生は後半の方が楽しい

 〇…昼間は鍬を持って野菜を作り、日が暮れるとギターに持ち替え歌を作る。ラバーソウルや居酒屋の楓などでライブを年に5〜6回ほど開催。その傍ら、かわさきFMで番組を持つなど精力的に活動を続ける。区内のミュージシャンンたちでバンドを組み、鶴見の店でライブを行う企画も進んでいる。「音楽で鶴見を盛り上げたい」

 〇…生まれも育ちも鶴見。末吉中では剣道部に所属。「叩かれて強くなるというようなスポーツ精神が苦手で、2段とって辞めてしまったけどね」と苦笑。歌は小学生の頃から好きで、中学からはギターも始めた。部活やサークルには所属せず、音楽会社へ曲を持ち込み、一人でイベントに参加するなど地道に活動。洋服店や塾、不動産起業に携わるなど様々な職を経験し、35歳の時に親の後を継いで農家になった。格好悪いイメージで嫌いだったという農業。考えが変わったのは農業の専門の学校に通ってから。「今まで自分は何を言っていたのだと思った。本気で夢を持つ若い子たちに出会ったから。負けられないと思ったし、第一次産業の深さを知った」

 〇…食べ歩き、飲み歩きが大好き。妻と息子、娘の4人で外食することもしばしば。一人の時はスマホを見ずに町を歩き、気になる個人店に入っては自分の中の地図を広げる。店の人たちと語らいながら感じる、一店一店の個性。「そこが楽しいんです」

 〇…「愛してるとかは恥ずかしくて歌えない」と笑う。耕作や散歩中に降ってくる楽曲は、人生観が詰まった大人の世界が広がる。「人の幸せは笑った数に比例する。眉間にシワを寄せていると幸せが飛んでいく。人生は後半の方が楽しい」。日々笑顔で過ごす、その柔らかな人柄に多くの人が魅了されている。
 

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