ソフトボールチーム「汐入クラブ」の監督を務める 高橋 昌幸さん 汐入町在住 61歳
消防力で地域貢献
○…創部20周年の節目に、区の大会で春秋連続優勝を果たした汐入クラブ。監督や地元リーグの会長として地域でスポーツに勤しむ傍ら、普段は消防署員として働く。「地域と消防署をもっとコラボさせたい」。同クラブに署員が多いことを活かすため、試合で借りる入船小へAED設置場所変更を提案し、実現させた。「試合中に何かあっても署員がAEDを使えるようになった。上手く役立てば」
○…入船小、寛政中と通った鶴見っ子。高校の同級生である現在の妻の親が消防士で身近だったこともあり、その道に進んだ。救助隊に配属され、厳しい訓練の毎日。「走るにしても、終わりを教えてもらえなくて。きつかったよ」と笑う。しかし、救助大会は水上、陸上とも全国大会へ出場するなど、好成績を残した。「目標があるから楽しいし、頑張れる」。印象深い思い出はマリンタワーからロープで降りたこと。「なかなかこんな経験している人いないでしょう」とおちゃめに笑う。
○…息子は消防署員。妻と娘も消防団員の消防一家。楽しみは孫と遊ぶこと。「この前は晩酌をついでもらって」と笑顔を見せる溺愛ぶり。話題の場所に夫婦でドライブするところからも家族仲の良さが伺える。
○…ソフトボールは20代の頃、近所のおじさんから誘われて始め、8年間いた鶴見署時代には、消防団に関わる部署に所属。潮田神社の例大祭では神輿を担ぐ。「顔の見える関係作りの大切さは人一倍感じている」。懸念しているのは、消防団やソフト部員の担い手不足。「何かあった時、消防署だけでは手が回らないこともある。住民が知識をつけ、互いにつながることは大切」。地域を愛する監督として現役で活躍中だ。
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