横浜市鶴見スポーツセンターの所長に就任した 瀬王 篤士さん 元宮在勤 37歳
スポーツ通してつながりを
○…生涯にわたる運動を推進する鶴見スポーツセンターの所長に就任した。金沢区や磯子区など、横浜の南のセンターの赴任が多かったが、今回初の鶴見。「親が通った学校があったり、兄弟が働いていたり、何かと縁のある場所」。コロナウイルスの影響で制限はありながらも施設はほぼ再開している。「何でも一人じゃできない。周りのみんなの助けを借りながら、安心できる環境を作っていきたい」
○…戸塚区出身。地域のつながりが強い団地で育った。「怖いおじさんが注意してくれたり、地域で見守る目があった」。その頃の記憶から「地域での子育て」に強く興味があった。学生時代は水泳やバレーボール、スノーボードに打ち込み、人と人とがつながれるスポーツに魅了された。「仲が悪いままプレーはできない。知らない人同士だったとしても、知らずのうちに話せる関係になる」。スポーツを通じ、地域での子育てを実践できると、横浜市スポーツ協会に就職。「やりがいは成長する姿を見ること。できないことができるようになる姿は何より嬉しい」
○…趣味はF1とお笑い。「F1はルールの抜け穴をつくレーサーがいたりとか、ゴシップが面白くて」。お気に入りの芸人はさまぁ〜ず。「職場でボケてもボケだと気付いてもらえなくて、変な人みたいになってます」と苦笑する。
○…「もっと気兼ねなくスポ―ツを楽しんでほしい」。以前言われた「運動できる人が行く場所なのでは」という言葉が心に残る。「苦手な人にも親しんでもらうことが自分たちの役目。話に来るだけでもいい。気軽に集まれる集いの場になれば」。生まれ育った団地のように、つながり深い地域社会をスポーツを通して作り上げていく。
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