(公社)鶴見法人会青年部会長として尽力する 田中 規義さん 寺谷在住 42歳
受け止め、まとめ、思い形に
○…「先頭より屋台骨」。柔らかな物腰と丁寧な口調が印象的な新部会長は、自嘲気味にそう語る。「これまで」が通じなくなったコロナ禍。「やれることをやる。色んな意見を全て受け止め調整していく役目」。鶴見法人会の若手組織として、推進のエンジンだった青年部会だが、活動がままならない今、アイドリング状態が続く。「耐え時。とどまって水が濁らないように、次の一歩目を見定めたい」
○…生まれも育ちも鶴見。専門学校卒業後、測量の会社に勤め、25歳のときに実家の不動産業・(株)ツルダイ商事に戻った。青年部会には、その後すぐ入会。「若い人もいるというから入ったら、5年間、ずっと一番下だった」と笑う。18歳から30歳までが参加する奉仕活動団体・横浜東ローターアクトクラブ、横浜青年会議所などにも参加。「断るのが得意じゃなくて」と苦笑するが、先輩や仲間との出会いのたび、断らなくてよかったと感じてきた。
○…妻と2人の息子と暮らす。本業に所属団体の活動が多忙で、一カ月ほぼ仕事という生活をこなしてきた。ここ数年、いくつか卒業したこととコロナも相まって、月に一度、庭でバーベキューを楽しむ。「やっと人並みの生活」とおどける。最近は妻と家の中の掃除も日課に。「使えるもの少数でいい。考え方が変わりますね」
○…市内に7つある法人会で、区単独の会は鶴見だけ。その誇りを持つ。「でも、このままだと危険水域。鶴見のブランド力向上が必要」。それぞれの立場でコロナに立ち向かう会員たちの思いをすくいとり、エンジンをあたため続ける。「多くの先輩に教わってきた。そのバトンをつなぎたい」。ロケットスタートに向け、屋台骨を支えていく。
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