潮田地区交通安全協議会会長として、潮田の安全なまちづくりに尽力する 岩本 登さん 仲通在住 80歳
安全な潮田目ざし邁進
○…潮田地区の交通安全に寄与すべく、同地区の小学生を対象にはじめて標語を募集した。「平地が多く、自転車に乗る人が多い」という潮田地区。中には自転車の転倒により大けがを負う人もいるという。「地域全体でルールを守っていけば事故は減るのでは」と、毎年この時期に交通安全パレードを企画。あいにくの天候で今年は中止となったが、潮田東部地区自治連合会会長としても安全なまちづくりに日々尽力している。
○…群馬県出身。高校卒業後、富士電機に就職すると同時に、叔父叔母の住む向井町へ。結婚を機に仲通へ越してきた。高度経済成長を迎える少し前だった当時を、「商店街もにぎやかで、都会に来たんだなと思った」と懐かしげに振り返る。仲通二丁目自治会の活動に関わりはじめたのは、50歳を過ぎたころ。地域には人材が豊富だと知ると、「自分も何か手伝いができないか」と、いっそう地域に向き合うようになった。「みんなでワイワイやるのが好き」というお祭り好きな一面も。住民らとアイデアを出し合いながらよりよい地域づくりを目ざしている。
○…これまで登った山は数知れずというほど、大の登山好き。「四季折々の景観があって、一つの山でも幾通りの楽しみがある」と嬉しそうに語る。中でもお気に入りは、北アルプスと北海道の名山。「登山口まで近すぎず遠すぎず、急勾配など変化に富んだ山」を好む。「苦労しただけ登頂した時の達成感がある。人生に似ているね」
○…潮田地区は、外国人の在住が区内で最も多い地域でもある。「下町人情のある、いいところを失わずに多文化共生を進めていきたい」と意気込む。鶴見区自治連合会の副会長を務めるなど、地域活動は多忙を極めるも、御年80歳。未来を見据え、後継者育成も怠らない。「残された時間を、地域が笑顔で明るく安全に過ごせるよう、力を尽くしていきたい」。頂上を思い描きながら、歩み続ける。
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