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鶴見区版 公開:2016年3月17日 エリアトップへ

地元の文化芸能復活へ向けプロジェクトを立ち上げた 原 誠一さん 馬場在住 78歳

公開:2016年3月17日

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恐れず「やりたい」を実現

 ○…生まれ育った地元に文化芸能がない。そんな思いから、地域住民とともに復活プロジェクトを立ち上げた。3月24日には、旗揚げ公演の幕が上がる。子供の頃から祭りなどで活気に沸いた町を見つめてきただけに、地域を元気づけたいという思いは強い。「地元の神明社は昔は参道を埋め尽くすほどの人が来た。近いうちに奉賛会を作って、神輿や獅子舞を出し盛り上げていきたい」と夢を語る。

 ○…4人きょうだいの長男として馬場に生まれる。戦後間もなかった幼少期、父は農業と日雇い労働を掛け持ちし、家計を支えた。「小学1年で駅前へ餅売りに出かけたこともある。子どもたちの教育費もままならないほど家は貧しかった」。家庭の困窮から母を園長として開かれたのが、やよいヶ丘保育園。のちに幼稚園となり、自身が現在まで園長を務める。今では約200人の園児が通園し、この2月には創立65周年式典を終えた。園では自ら詩吟や空手などを子どもたちに指導。「園児と汗をかいて動くのが健康の秘訣」と充実ぶりを語る。

 ○…園の運営だけでなく、地元の消防団やPTA活動、民生委員なども務めあげてきた。園のそばにある第一みゆき商店会がにぎわうようにと、八百屋や陶芸教室などを開き、地域住民の交流の場作りにも貢献している。自前のカラオケボックスを持つほど、歌うことが好き。日本酒もたしなみ、「祭りで神輿を担いでいたときは、一升瓶が友だったね」と笑う。

 ○…80歳を目の前にしてもなお、「まだまだやりたいことはいっぱいある」と言い切る。この4月には15年来の念願というソフトボールチームも立ち上げる。その原動力は、「やりたいと思ったらやり遂げたい。いろいろなことに興味を持って、広く長く続けていきたい」というエネルギー。そして、チャレンジするなら「失敗は恐れない」。残りの人生もあふれる夢に正直に、生きていく。

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