東京地方税理士会鶴見支部の支部長に就任した 清水 幸夫さん 豊岡町在勤 65歳
一つひとつ、信頼重ね
○…小学校などでの租税教室や、商店街での無料相談など、税について区民に正しい知識の普及を行うため活動する税理士会。支部長に就任し、「大変なこともあると思うが、頼まれると断れない性格でね」と笑う。活動にはこれまでも力を入れてきた。「税理士会の活動は、本業と違う世界を見られるし、つながりも増え、視野も広がる。お金では買えない、かけがえのないもの」
○…群馬県で農家の長男として生まれた。農業高校に通っていたが、大学に通うため、就職を決意。国税局に勤めた。1995年、妻の親と同居するために鶴見に来て、1年半後に開業。「自分は不器用だし、想像力豊かなわけでもない。目の前のことを一つひとつやることが向いていると思って」。税理士はお客さんとの信頼関係が大切。これまでも地道に関係を築いてきた。嬉しかったのは、できないことを要求され、論争になってもお客さんが残ってくれたこと。「正直に、きちんとやることが一番大事」
○…囲碁の有段者で税理士会の大会には毎年参加する。映画も好きで、仕事終わり一人でレイトショーに行くことも。「夜だと安かったからね。でも、もうシニア割で昼でも関係ない」とおちゃめな笑み。作品は視点を変えて3回観る。「迫力や音量の良さは映画館に行かないと味わえない」
○…「会員の目線でやりたい」。社会貢献はもちろんだが、税理士会はまずは会員のためにある。「知らない人よりは、顔見知りで、話したことのある人に相談したくなるでしょう。活動は仕事にもつながる。会員たちにとって良いつながりを作れたら」。これからは、対象者の幅を広げるため、相続税の無料相談なども充実させたいと考えている。一歩一歩、会を盛り上げるために奔走する。
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