学校地域コーディネーターとして、共学舎の創設から関わる 森山 民雄さん 潮田町在住 71歳
唯一の鶴見的発展を
○…潮田小をサポートする共学舎の創設時メンバーとして、登校見守りや学習支援など、週に4〜5日は学校へ通う毎日を送る。「みんなが行きたくなるような学校を作りたい」。外国人の多い地区。初めは言葉が通じず、馴染めない子も多いという。留学経験などを活かし、特別な支援を必要とする子どもたちを受け入れる体制作りを模索する。「生意気な子も多いけど、それが可愛いんだよ」。会話の節々から子どもへの深い愛が伝わってくる。
○…生まれも育ちも鶴見。地域と関わるようになったきっかけは、二人の息子が生まれてから。保育園の保護者会会長から小中高PTA会長まで地域活動に積極的に参加した。「頼まれたら断れないし、共働きだったから自分がやらなければと思ってね」と笑う。PTA会長時代には、潮田小学校の体育館の設置や潮田中学校の校舎建て替えなど、重要な選択を迫られることも多かったが、しっかり地域の意見を通してきた。「横浜市は人口が多い。行政側の手が届かない部分もあるから、地域側から発信しなくては」
○…小学生の頃から続けている柔道。今も潮田中の柔道クラブで汗を流す。「大学生が強くてね」と苦笑いするが、心の若さはまだまだ負けていない。「相手を倒すのはスポーツの原点。スッキリして気持ちいいよ」
○…鶴見に外国人が多いことを大きなチャンスだと捉えている。長年多様な文化を受け入れてきた風通しのいい風土。新しい発想が生まれる可能性を感じている。富裕層しか学べない国もあるなか、外国人にとっても日本は学び活躍する機会が多い国だ。「様々な可能性を広げるためにも、まずは子どもたちが居心地の良い場所を作りたい」。鶴見の未来のため、子どもたちのため、地道な活動を続けていく。
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