(公社)神奈川県宅地建物取引業協会横浜鶴見支部の支部長に就任した 横溝 徹さん 諏訪坂在住 61歳
自分の足で切り開く
○…約180の会員が所属する公益社団法人神奈川県宅地建物取引業協会横浜鶴見支部。そのトップに就いた。コロナウイルスの影響で総会などが実施できていないため、まだ実感が湧かない部分もあるが「鶴見の代表として上部組織に出席する大事な役割を担う」と重責を感じている。
○…豊小、鶴見中、県鶴高校と、生粋の鶴見っ子。不動産業を営んでいた祖父の背中を見て、幼い頃から業界には興味があった。大学卒業後、東京の不動産会社で働き、鶴見に戻ってきたのは30
代の頃。当時は知り合いがおらず、一からのスタートだった。「周りが自分の話を聞いてくれるようになるまではやろう」。宅建協会の宴会の席には積極的に参加。隣に座った人から名刺を交換し、端から端まで席を回った。業界外にも知り合いを作ろうと、法人会の青年部会に加入。後に部会長も務めた。「仕事をもらいにいくのではなく任せられる人、一緒に仕事したいと思う人と出会うために動いてきた」。地道に自分の足で道を切り開いてきた。
○…趣味は靴磨き。靴屋の店主から、いろはを教わったことがきっかけ。「少し色を間違えるとムラになるし奥深い。ちゃんと手入れすれば愛着も湧き長く履ける」。妻と3人の子の5人家族。大学生の子がコロナで学校に通えていないことを憂う姿は父の顔だ。
○…力を入れたいのは業界の地位向上。「プロと一般の人との知識の差が大きい業界。その分信用され辛い部分もある」。だからこそ協会では勉強会などを通じて、一人ひとりの知識や業務に磨きをかける。「公益社団法人としての役割。もっと世の中に業界のことを知ってほしい」。つながりを大切にするリーダーが、新たな一歩を踏み出していく。
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