【WEB限定記事】東宝タクシー(株)で働き、”タクチューバ―”として活躍する どんらくさん(本名:堀場蔵人) 区内在住 46歳
好きを極め、夢を追う
○…タクシー会社で働きながらユーチューブ動画を配信する「タクチューバ―」。マイカーで撮影した抜け道などの車載動画や乗り物、資格についてなど、2百本以上を投稿。「企画力はない。ただの思いつき」。動画についたコメントには必ず返信。「どんな言葉も見てくれている証拠。痛い奴目指してます」。冷静な雰囲気に落ち着いた口調だが次々飛び出すポジティブな発言のギャップが魅力的だ。
〇…特殊車両が大好き。会社に所属せず、ドライバーとして働く個人タクシーが若い頃からの夢だった。「何より好きな車に乗れることが魅力で」。東宝タクシーに入社した後、上場企業の社長の運転手へと転職。「このままぬるま湯につかっていてもよかったんだけど」。勤続年数や年齢制限、試験など様々な条件のある個人タクシーへの夢が忘れられず、東宝タクシーへ戻ったのが2年ほど前。その頃から夢へのプロセスを残そうと、タクチューバ―を開始。「何か発信して反応を見るのが楽しくて」
〇…運転免許は船や電車を含む全資格所持。「ゲームをクリアする感覚」と話す通り、これまで取った資格は34にも上る。休日はお腹に猫をのせながらマッサージ機でくつろぐのが至福のひと時。コロナ禍でオンライン授業のみとなった大学生の息子を心配する父の顔も見せる。
〇…20年以上住む鶴見。工業地帯で冷たいというイメージはがらっと変わり「温かい人が多い」と笑顔。「様々な人との触れ合いを感じられるのも仕事の醍醐味」。動画配信でつながった地域の人脈も多く、区内の店紹介など、ジャンルも豊富。様々な相乗効果を生んでいる。「目標は鶴見に根付いた個人タクシー」。追い続けてきた夢のため、今日も走る。
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