様々なアイデアでまちに貢献する東宝タクシー(株)の代表取締役社長 大野 慶太さん 鶴見中央在勤 44歳
広い視野と自由な発想
○…まちの案内人を養成する鶴見コンシェルジュの講師として登壇。(一社)全国子育てタクシー協会の会長でもあり、若い世代も多く住む鶴見で乳幼児を連れた外出サポートを提供。坂の多いエリアを考えた買い物代行やコロナ禍では新たな宅配事業を展開。タクシーでアイデアを形にする。「こうした方がいいと思うことをやっているだけ。タクシーはどこでも活躍できる。人と話すだけでヒントがある」
○…生まれは日吉。青葉区育ち。祖父が創業し、長く父が経営していた東宝タクシー(株)。「父は寡黙な人で、正直あまりタクシー会社の息子という感じはなかった」。大学卒業後、大手飲料メーカーに就職。転機は30歳の頃。父から突然の「会社に来ないか」という誘い。「それが、迷わなかったんです。大きな会社の歯車ではなく自分が音頭を取ってやってみたいって」。社長に就任し「好きにやらせてもらっている」と感謝。「考えを形にしてくれるのは運転手。一人じゃ何もできないからね」
○…中学時代、ドラゴンクエストのゲーム音楽がきっかけで大のクラシック好きに。「一社目に入ろうと思ったのも音楽の社会貢献に力を入れていたからで」。現在は横浜のオーケストラに所属し、ホルンを演奏。潮田地区センターでの発表など、活動は活発だ。
○…「本当は自分は地元の人間じゃないし鶴見を語る資格はない」と心情を吐露。でもだからこそ客観的に見ることができるまち。「働いている人の結束というか、やっぱり歴史があるまちだと思う」。会社として今後力を入れたいのが”雇用の地産地消”。「地元の人はやっぱり詳しく、愛着もある。鶴見の人に鶴見で働いてもらいたい」。広い視野で、まちに貢献していく。
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