7月に鶴見区老人クラブ連合会の会長に就任した 日向 邦夫さん 鶴見中央在住 80歳
支え合いながら勇往邁進
○…地域での豊かで明るい長寿社会の実現、保健福祉の向上を目指し活動する鶴見区老人クラブ連合会で7月に会長に就任した。東町九十九会の会長も務め、公園花壇の手入れやラジオ体操を行う。「人生百年時代を迎えた今日、生きがいを持って過ごしていくためには経験・知識を地域づくりに生かしていくべき」。連携した地域づくりを行うため、挨拶を最も大切に活動を広げる。
○…石川県出身。学習研究社(現・学研HD)に勤め東京、名古屋、大阪と度重なる転勤を経て、1981年に鶴見の地を踏んだ。「区役所に住民票を持って行ったとき、大阪の鶴見区から来たことを話すと、役所の方からも驚かれた。鶴見繋がりは何かの縁だったのかも」とほほ笑む。当時は川崎の工業地帯のスモッグと駅前の工場が目立ち「なんてところを選んだの」と妻から怒られたと笑う。「40年以上過ごし、愛着もある。今後はこのまちに恩返しをしていきたい」とクラブでの活動を意気込む。
○…取り出した万歩計には3万歩を超える記録がずらり。歩き始めたら止まらない。「じっとしているのが嫌で、休日は自宅にいることはほとんどない。遠く、一歩でも遠くに行きたくなる」と意気揚々と語る。健脚を活かし、自宅から生麦のキリンビール工場まで歩いたことも。
○…クラブの三大運動に掲げる「健康、友愛、奉仕」を推し進める中で、特に認知症について意識しており、認知症サポーター養成講座の講師として区内地区センターや中学校で活動を推し進める。「超高齢社会を迎える中、認知症について正しい知識を持ち、理解して助け合うことができれば家族も本人も穏やかに過ごせる」。そのためにも1日1日に情熱を燃やし勇往邁進していく。
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