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海老名・座間・綾瀬版
公開：2021年10月8日
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運行開始のテープカットをする小林社長（中央）と飯田社長（右）、来賓の内野市長（左）＝２日・海老名市中央
海老名市の（株）メディカルガーデン（小林弘忠社長）と（株）ハートフルタクシー（飯田隆明社長）が２日、移動困難者の無償外出支援の実証運行をスタートした。
事業主体のメディカルガーデンは市内に６店舗の薬局などを展開する従業員１７０人の地元企業。委託運行するハートフルタクシーは創業15年のタクシー会社で90人が勤務する。両社の社長は海老名市出身。
移動支援は９人乗り車両２台で運行する。海老名市内に10か所の停留所を設け、トヨタグループの（株）アイシンが開発した乗合システムで利用者の自宅と停留所をフルデマンド運行で結ぶ。停留所は海老名市役所、海老名駅、メディカルガーデンの薬局５店舗を基本に10月13日から11月28日までの間は海老名市の新型コロナワクチン集団接種会場３か所も結ぶ。
利用対象は指定区域に住む運転免許自主返納者と75歳以上の住民、区域内で障害者手帳を持つ人や妊産婦、未就学児の保護者ら移動困難な人にサービスを提供する。
地域ＣＳＲ事業
小林社長は「移動困難な方が多い状況を10年以上目のあたりにし、移動に悩む市民の方々ともお話ししながら支援の方法を考えていた」と話す。さらに「実証運行を通して当薬局利用者だけではなく薬局周辺の商業施設での買い物、金融機関の利用、コロナワクチン接種の移動支援など今後様々なご提案を行い海老名市民のお役に立ちたい」と抱負を述べた。
出発式で内野優市長は「市も高齢者の外出支援を重要視している。この取り組みを支援し、連携したい」と述べた。
利用登録や予約方法などの問い合わせはハートフルタクシー内ガーデン号受付係【電話】０４６・２０５・３３３２。
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