「海老名史跡ガイドボランティアの会」の会長を務める 城山(しろやま)俊則(としのり)さん 大谷北在住 71歳
尽きない好奇心
○…相模国分寺跡など海老名市内にある貴重な史跡や文化財を訪ね歩くコースを案内し解説するガイドボランティア。平成16年に発足し現在63人が在籍する。「歩くので健康に良く、歴史の勉強も楽しいです。すっかりはまってしまい、今では生きがいです」。史跡を案内した人たちが「海老名に来て良かった、また来たい」という声が何よりの励みになる。
○…市が企画した養成講座に参加したことがきっかけでガイドボランティアへ。定年後に何をしようか悩み、第二のふるさとである海老名に「何か役に立つことをしたい」と考えた。現役時代は、朝から晩まで忙しかったため地元との接点がなく、恩返しのつもりで参加した。歴史が好きだったというわけではないが、好奇心旺盛で学ぶことへの探究心が強く、何事も自分の目で見ないと気が済まない性格が後押しし、海老名の歴史を知るにつれ、どんどん活動にのめりこんだ。「歴史は調べれば調べるほど新しい発見がある。ロマンを感じますね」と堰を切ったように国分寺の歴史を語り出す。
○…旅行が趣味で海外は50カ国、国内もほとんど足を運んだ。「自由の女神、エジプトのピラミッド、ただ南米は遠かった。2回分の旅行ですよ」。財布をすられそうになり、宿泊先のホテルでは身に覚えのない飲み物代を請求されるなど数々の”事件”も体験した。「でも2度と行きたくない所はないし『どこが一番良かった』という質問にも答えられない。それぞれ良いところがあるから」。年に1回勉強のため他県の国分寺などを訪れる。「見聞を広めたいのもあるけれど、バス旅行を楽しんでもいるんです」
○…生まれも育ちも違う会員をまとめる難しさも「全員野球」「仲良く楽しく」など輪を大切にすることでかじを取る。「聖徳太子の和を持って…です。今後はNPO法人の取得を目標にますます活動を充実させたいですね」と目を輝かせた。
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