小園地蔵堂保存会の会長を務める 斉藤 武夫さん 綾瀬市小園在住 71歳
歴史を繋ぎ、広げる
○…お釈迦様の誕生日を祝う「小園地蔵堂花まつり」を4月7日に開催する。花まつりは本来4月8日開催だが、子どもたちの健康や成長を願う行事でもあるため、今回は初めてその前日に実施する。「子どもたちに来てほしいので、苦渋の決断だったが日曜開催に踏み切った」。会員からは反対の声もあったが、「多くの人に来てもらうには時代に合わせることも必要」と語る口調には熱が入る。
○…産業機械を製造する会社を定年まで勤め上げた後、自治会での活動に力を入れるようになった。2016年に小園地蔵堂保存会を立ち上げる際も初代会長に立候補した。その後も役員を買って出て、会員たちを引っ張てきた。目久尻川歴史文化ゾーン推進協議会のメンバーとしても活動しており、イベント開催の手法やPR方法を学び保存会運営に活かそうと知恵を絞る。
○…綾瀬市小園出身。長女と長男の巣立ちを見送り、妻と2人暮らし。趣味は17年続けているボウリング。ベストスコアは270という腕前で、週に1度は寒川町のボウリング場まで足を運び腕を磨いている。子どもの頃から工作も好きで今は竹細工に熱中しているという。隣に住んでいる3人の孫たちが、毎日のように遊びに来るので「家が保育園のような気分」と目じりが下がる。
○…地蔵堂は「ただ仏像を保管しているだけではなく、歴史を継承してきた場所で次世代に繋いでいかなくてはいけない」と考える。若い人にも活動に参加してもらうため、気楽に参加できる「地蔵堂サポーター」という新しい会員の形を模索している。「地蔵堂を多くの人が集まる場所にして次世代に継承していき、保存会とまち両方を盛り上げていきたい」と意気込む。
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