「男女平等市民の会・海老名」の代表を務める 滝口 澄子さん 国分北在住 68歳
認め合う社会を目指して
○…市が男女共同参画計画を作成するにあたって設置した会議に公募で集まった市民メンバーが中心となって会を発足した。教育や子育て、人権、性差別など男女平等の社会を目指して、市などに協力しながら多くの人に訴えている。昨年からは活動の幅を広げ、「知る」をテーマに講演会を企画し、市民に呼びかけを行っている。「知っているのと知らないのでは人生を歩む上で大きな差が出る。自分の身近でいつ起こってもおかしくない事なので、ぜひ知ってもらえたら」と講演会への抱負を語る。
○…会の発足メンバーの一人。子育てが終わろうとしていた時、男女の不平等さに疑問を感じていたことから参加を決めた。大きな悩みとしてあったのは、「男は企業戦士、女は家事」という観念。特に子どもが幼い時は「大人とも会話がしたいな」と社会から取り残されていた感覚に陥ったという。「今でも様々な形で男女の見えない壁がある。簡単には変えられないけれど、発信を続け、男女平等の社会にしていきたい」と思いを語る。
○…会に参加した時は社会から離れていた専業主婦だったこともあり、「知る」という刺激を楽しんだ。これまで溜まっていたものを晴らすかのように活動に取り組み、駅頭アンケートや学童保育での紙芝居など、市の推進員として活躍した。活動を通して得た答えは多様性を認めること。「人は見た目も中身も違って当たり前。お互いが認め合って、個人が集まり社会が出来る。それを知ることが大切」と持論を持つ。
○…会の活動以外には、フランス語学を6、7年前から勉強中。個性が尊重される国としても知られるフランスの哲学などを知ろうと続けている。「私が理屈っぽくて(フランス語が)合っていると直感したのと、学生時代に苦手で投げ出してしまったこともあり、再開しました。万年、入門クラスですけどね」と恥ずかしそうに笑う。
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