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手作りサークル「ミモザの会」の代表 三田村和枝(みたむらかずえ)さん 中野在住 65歳

公開:2013年2月8日

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歳を取るのが楽しくて

 ○…「色が独特で大胆。それでいて品がある。今の着物は艶やかだけれど私から見ると落ち着きがなくてね」。昭和初期のころだという長羽織を手に熱く語る。10年ほど前に知人らと作った手作りサークル「ミモザの会」。自身はアンティーク着物を使った和小物作りを、ほかは裂き織りや染物、洋服作りなど個人がそれぞれ楽しんでいた趣味の発表の場として集まった。「今はみんな住まいがバラバラで、気が向いたときに『そろそろどうですか』と声をかけるの」と楽しそうに話す。

 ○…当初、会には名前が無かったが、「何かあったほうがいいのでは」と考えた時、黄色いふわふわしたミモザの花がふと目に留まり、会の名前に採用した。「一人ではできなくても何人かが集まればできることがある。それに『歳だから』と諦めずに『自分もできるんだ』と挑戦して欲しいの」

 ○…31年前に海老名へ。学生時代は読書や裁縫が好きで人前に出るのが苦手だった。何かに夢中になると一人の世界に入り込み、邪魔されるのが苦痛に感じるほど、一つのことに熱中した。25歳で結婚。子育てがひと段落し、時間に余裕が持てるようになったころ、「歴史」に関心を持つようになった。そこから古民家や城めぐりをするようになり、毎年桜の季節には「城の桜」を鑑賞するために各地を旅するように。ほかにも美術館へ足を運んだり、皆で着物を着て食事会をする「着物会」に参加したりと時間がどれだけあっても足りない様子。さらに好きな歴史を深く探るために、大学受験も考えている。「『老後何しよう』という不安はない。歳をとるのが楽しくて」。年初めには年間スケジュールを立て、1年間を目一杯楽しむ。

 ○…10年前に海老名で初めて展覧会を開き、その後小田原や厚木、横須賀で会を重ねてきた。「原点に返ろうと思って」。3月25日から「ふじ生花」で開く展示会は久しぶりに仲間が集う同窓会になりそうだ。
 

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