手作りキャンドルワークショップの講師を務める 宇井(うい)佑三郎(ゆうざぶろう)さん 浜田町在住 30歳
燃える心で人に灯りを
○…赤、黄、青など、グラデーションがかかった、さまざまな色のキャンドルから灯す「火」は幻想的に輝く。海老名市文化会館の広場を舞台に12月15日、キャンドルナイトの灯りの世界を演出する。キャンドルの魅力について「あの火を見ている時間が安らぎの時間。ガスコンロも無くなってきて、生の”火”を見ることが少なくなってきた。素敵な”火”の空間が提供できれば」と語る。
○…普段は中央にある、飲食店のオーナーを務める。24歳から始め、現在6年目。オープン当初はいろいろな人から「きっとできない」と言われ続けた。「やってみないと分からないし、それを言われるのが悔しくて、なんとしても認められたかった」。今では常連客が集う賑やかな店を展開。
○…ウッド調の店内には自身が作ったキャンドルや絵画が飾られている。幼稚園児のころから絵画教室に通い、クレヨン、水彩画、油絵など何でもこなした。しかしコンクールなどに出展もしたが、その時の成績は全く記憶にない。「自分の好きなことが描ければそれでいいんです」。キャンドルに出会ったのは、東日本大震災のとき。停電の中で店を営業したために、揚げ物の廃油を使い、キャンドル作りを始めた。「この店だけが明るくて癒される」という客の声を受け、モノ作りのハートに火がついた。休日にはフリーマーケットなどのイベントにも出店するように。渋谷や横浜から新潟や名古屋まで、時間を割いては飛び回る。「敢えて地元の近場ではやらない。自分の作品がどれだけ認めてもらえるかが楽しみ。撃沈したときもありますが」と目尻にしわを寄せる。
○…3人兄弟の末っ子で年の離れた兄たちの背中を追って、いろいろなものに興味をもつ少年時代を過ごす。「行動をすることで新しい刺激が生まれる。それが生きていることを感じさせてくれる」。枠にとらわれないスタイルが他人のハートに火を灯す。
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