海老名版 掲載号:2014年2月21日号 エリアトップへ

チャリティーなどで岩手の民話を口演する 南舘 美達さん 国分南在住 68歳

掲載号:2014年2月21日号

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岩手の”まで”な人

 ○…岩手県のふるさとを忘れない。その思いから「訛り」を大切に故郷の昔話を語り継ぐ、民話の口演を行っている。ただ語るだけではない。相手の表情を見ながら、お互いに心を通える雰囲気を作るように心掛ける。面白く、ホッと温まり、なつかしい心地のする語りが観客から人気は上々だ。「各地で口演させて頂いて本当にありがたいことです。独り言ではなく、雰囲気を含め、聴いている人たちと一緒に民話を作れれば」

 ○…テレビもラジオもない、そんな幼少時代の楽しみが祖母の語る「民話」だった。演出や語り調によって十人十色。その面白さを独学ではなく、しっかりと学ぼうと民話の研究団体に入会した。本格的に活動を始めたのは東日本大震災がきっかけ。「映画のワンシーンを見ているのか、何なのかわからなかった」と自宅にいながらも困惑した。親戚、友人に連絡がついたのは約1カ月後。しばらくしてから現地へ駆けつけ、被災地の現況を五感すべてで感じた。故郷のためにできることをしようと決め、より語り部として練習に力を注いだ。「人のために役に立ちたい。伝統ある民話とともに被災地の現状を多くの人に伝えていきたい」

 ○…活動の体力を支えるのはマラソンにある。小学生の頃から走るのが好きで、中学、高校、大学、社会人、定年を迎えた今でも走り続けている。県内のみならず、全国各地で大会に出場するほど。「仲間たちと走れることで今でも青春を謳歌している状況です。走った後のビール一杯は至福ですね」。マラソン以外にもウォーキングや登山など他にも「青春の一杯」は待っている。

 ○…各所に足を運び、肌で感じたことにこだわる。「民話は『生もの』です。文字を読むものではないし、展示室に飾られるようなものではない。文化物と同じように言葉や民話のような故郷の伝承物を広め、人と人を結ぶ『つなぎびと』になりたい」とこの先の展望を熱く語る。

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