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三世代の作品展「廻る季節の詩」を企画した 尾山 幸さん 大谷南在住 53歳

公開:2014年4月4日

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いつも心に、はなまるを

 ○…「芸術はメッセージですね」。そう話す理由はおとなしい性格で寡黙だった幼少時代の出来事にある。自身の中に眠る自己主張を他人に上手く伝えられなかった気持ちや思いを、母から教わったモノを作ったり絵を描いたりしながら表現していた。その甲斐もあって得意科目は図工。手がける作品が認められるにつれて「やる気スイッチはON」状態に。そのことが転機となり美術の道を歩み始めた。

 ○…大学時代にさまざまなものに挑戦する上で自分の感性と合った「陶芸」に出会う。現在の自宅の工房には大きさ、形、色、一つひとつ全部違った作品たちが棚にズラリと置かれ、そこで陶芸教室を開いている。これまでにも障がい者や親子、子ども会に企業まで、多くの場面で指導を行ってきた。「ここまで長く続けて来られたのは陶芸を通して出会ってきた多くの方たちがいたから。昔は無口だったのにすっかり話好きになっちゃったし」と口を押さえて笑う。

 ○…自宅は園芸農家でスイートピーを育てている。養分や水がしっかりと伝わっているのか管理をしながら、そのときに合わせて適切な対処をとる。初春には花を咲かせ、種をとり、また育て…という作業を春夏秋冬と繰り返す。「植物も人と同じで、相手が何を考えているかを理解し、手を差し伸べる。無理に成長させるのではなく、植物にもそれぞれ主張があるのだから生かさないと」と真っ直ぐな目で持論を語る。

 ○…普段の指導でも一人ひとり違う作品が出来上がることを楽しみ個性を尊重する。「これが自分の子どもたちにも出来ればいいのに。親心が入ってしまうとね」と声を出して笑う。20年前はお腹の中にいた娘と芸術の道へ歩ませてくれた母と3人で展示会を開くことに「人の命はいつかは絶えるけれど、つながりは絶えず生きている。それぞれの作品を楽しんでもらえれば」と締めくくった。
 

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