県消防操法大会で最優秀賞を獲得した「第2分団」の分団長を務める 神森 正義さん 大谷南在住 29歳
大会通し、ひとまわり成長
○…最優秀賞という最高の結果で終わり、「携わってくれた人に対して結果でしかお返しが出来ないと思っていたので、本当に良かった」と、安堵の表情を浮かべる。練習や激励会、打上げなどで、市を代表し、多くの人に支えられていたことを改めて感じ、分団長としての土台を作ってくれた前任者をはじめ、自治会やOBには、言葉で言い表せないほどの感謝の念を抱いている。
○…例年4月後半から練習を開始してきたが、今大会では4月頭から始動。「一歩一歩感謝を込めて走ろう」を自身のテーマに、訓練に取り組んだ。分団員の半数が会社員である中、仕事終わりの午後8時から11時まで、妥協する事なく地道な努力を続けた成果が結果につながった。「周囲の方たちには本当に迷惑を掛けたし、大変だったと思います。結果を出せなかったらどうしようという気持ちもありましたが、本番ではやってきたことに自信を持って取り組めたと思います」と心境を語る。
○…大谷中学と中央農業高出身。卒業後は都内でマッサージ業に従事したが、家業の農家を継ぐため、20歳のときに地元に戻ってきた。消防団入団はこの時で、祖父・父ともに同じ道を歩んでいたため「自分もやるものだと思っていた」と、勧誘を受け即決した。「分団としては約30年に一度しかまわってこない県大会に、2人とも出場しているんですよ。これも巡り合わせですかね」と神妙な表情を浮かべる。
○…取材に対して一つひとつ真剣に答えてくれる真面目な性格。夫人と子ども3人の5人暮らしで、大会前は仕事から帰ってきては訓練に出かけていたことから「家族には大変迷惑を掛けました。結果とは別のお返しをしなければ」と笑顔を見せる。自分の家族と地域を守る消防団員として、今大会は成長する大きなきっかけになったそう。「今後もまちのために、しっかりと活動してきたい」と話す。
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