畑のコキアに顔をつけ、見る人を楽しませている 萩原 英輔さん 海老名市国分北在住 79歳
育てた植物で喜んで欲しい
○…小学生の通学路になっている自宅そばの2カ所の畑で、コキアを育てている。早朝に北部公園で行われているラジオ体操で知り合った仲間と一緒になってコキアに顔や頭飾りをつけ、道を通る人が楽しめるように趣向を凝らしている。「歩いている時に何気なく脇を見たら植物に顔が付いているのは面白いだろうと思った。登校中の小学生がここを通って喜んでいる声を聞くとやったかいがあったかな」と目を細める。
○…海老名へは40歳で土地を購入して横浜から引っ越してきた。横浜に住んでいたころは近隣住民と「挨拶もろくにしなかった」というが、いまでは100人を超える知り合いがいて、畑で作った野菜を分けに行くこともある。「長男が小学1年生くらいの時に引っ越してきた。今は住宅街になっているけど、昔は家の裏が山で朝早くに子どもがカブトムシを取りに行っていたのを覚えてるよ。もう海老名での思い出の方が多くなってきた」と話す。
○…今年で結婚50年目。奥さんとは知人を介してのお見合いで出会った。趣味で作っている野菜も、新鮮な野菜を好む奥さんのため、必要最低限の農薬だけで作っている。「気が付いたらあっという間に50年経っていて驚いた。美味しい料理を作ってくれるから、自分は野菜だけでも美味しく作ろうと思って低農薬にこだわってるんだ」と照れながら話す。
○…今は朝から夕方まで4カ所150坪の畑で約30種類の野菜を作っている。自分たちで食べない分は、ラジオ体操仲間や近所の知り合いに分けている。「今は畑仕事をやりたいときにやってる。最近は観賞用の花を植えて、見る人が楽しんでくれるように工夫している。一人でも喜んでもらえると嬉しい」
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