座間市民生委員を9期27年務め、厚生労働大臣表彰を受けた 山田 ヨシ子さん 座間市入谷東在住 75歳
仲間に支えられて
○…座間市の立野台や入谷東地区を担当する『第5地区民生委員児童委員協議会』の一員として、活動を始めてから今年で10期28年目になる。昨年11月には長年の地域福祉への貢献が評価され、厚生労働大臣表彰を受賞した。「1期3年は最初のころはとても長く感じたけれど、振り返るとあっという間。今回の表彰は、地域に仲間がいたからこそだと思う。私だけの賞ではないという気持ちがする」と受賞を振り返った。
○…横浜市で生まれ育った。高校卒業後に就職し、知人から誘われた選挙でウグイス嬢を引き受けたときドライバーだった夫と出会った。「お互い地元が近くてすぐに意気投合」、22歳で結婚した。妊娠を機にマイホームを購入して座間へ。「ちょうど町から市になるころ。今では横浜より座間が故郷です」と郷土愛を覗かせる。
○…地域活動に興味を持ったのは娘が小学4年生のときに初めて参加した子ども会だった。当番制で加入が決まっていたため、当初は義務だと割り切っての参加だったが、活動を続けていくうちに気持ちが前を向いた。「子どもが地域で生活する様子や、親のコミュニティーに入れたことが嬉しかった。自分の知らないことも教えてくれる人がいて、地域での活動の魅力に気が付いた」という。
○…30代半ばから地域活動に参加し続けてこられたのは、夫や家族の理解、仲間の助けがあったから。民生委員を引き受ける自分に「人の役に立つことならやった方がいい」と背中を押した夫の言葉が忘れられない。「そろそろ後輩にバトンタッチをしようかなと思うこともあるけれど、体が健康なうちは頑張ってみようと思っています」。活動30年まであと2年。
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