綾瀬市議会の議長に就任した 橘川 佳彦さん 綾瀬市寺尾台在住 51歳
後悔しない人生を
○…5月の臨時会で綾瀬市議会の議長に選出された。初めて迎えた6月定例会の日程をすべて終えたが、公務の日々はまだまだ続く。「今までは調整ごとに関わる機会は少なかったがこれからはそこが大切になる。対外的な役割も大切」と職責の重さを実感している。「まちの方向性を決めるのが地方議会の役割。議員間のコミュニケーションを促し、多数派と少数派の溝が深まらないよう配慮して議会を運営していきたい」と話す。
○…2011年の市議選で初当選した。選挙は震災の直後だった。「非常時には政党間の立場の違いや右や左の考え方の違いを持ち出す暇はない。日ごろは対立構造があっても、コミュニケーションがとれていれば物事はしっかりと進む」。昨今の世界的な対立構造やコロナ禍の対応を見るにつけ、そう感じるという。「地方議会は国の政党政治とは少し違う。意見集約にも重きを置き、町の将来を考えていく必要がある」と続けた。
○…1970年、綾瀬市生まれ。子どものころは「典型的なガキ大将タイプ」だった。小中ではプロを目指し野球に打ち込み、高校はほぼバンドとバイトに費やした。「プロになるには必要」と考え、高3の夏から1年間、単身でアメリカに渡った。「ホームステイのなかで宗教観や人種差別に直面した。人にはいろんな価値観があることを肌身で感じた」
○…国内A級ライセンスを持つレーシングドライバーでもある。30代まではレースのために働いた。「やりたいことをやらせてくれた両親といつも後押ししてくれた妻に感謝している。子どもがやりたいことは何でも応援してやりたい」という。子どもは大学生、高校生、中学生の3人。これからも「後悔しない人生を送りたい」という。
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