高座クリーンセンターの処理場対策協議会の会長を務めている 細谷 金治さん 海老名市本郷在住 71歳
愛される場所、地域にする
○…海老名、座間、綾瀬からゴミが集まる高座クリーンセンターに住民の声を届ける対策協議会の会長を務めている。周辺に整備された公園や他市からの視察も多い新施設を多くの人に知ってもらいたいと考え、10年前にざる菊の栽培を始めた。「行政がイメージアップを頑張ってくれたので地元も何かしようと考え、仲間とざる菊を始めた。毎年楽しみにしてくれる人もいる」と、手ごたえを感じている。
○…高座クリーンセンターがある海老名市本郷で生まれ育った。母校の有馬小学校は農家の子どもが多く、農繁期には授業が早く終わることもあったという。「今では考えられないけど、昔は子どもの生活のなかにもっと農業が身近にあった。自分も子どもの頃は一年中、野菜の収穫を手伝っていた」と、昔を振り返る。農家の長男に生まれたが18歳で自動車部品会社に就職。定年退職を機に専業農家になった。
○…奥さんとは姉の紹介で知り合った。同じ農家の子どもとして意気投合したことや、働き者で誠実な人柄にひかれて結婚を決めた。結婚記念日は絶対に忘れないようにと、自分の誕生日に入籍した。「自分が25歳の時に結婚して今年で46年。結婚記念日だからとお祝いはしてこなかったけど、50年目にはこれまでの感謝を伝えたいな」
○…昔のゴミ処理場は煙や臭い、ひどい時には燃えかけのビニールが空から落ちて来ることもあった。2019年に新しくなってからは煙が出ず、臭いもしなくなったと喜ぶ。環境整備でできた公園は家の目と鼻の先で、放課後や休日には子どもの声が届くのが楽しみになっている。「昔のゴミ処理場とは違うことを多くの人に知って欲しい。そのために地域でできることをしたい」。
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