あやせ文化芸術祭実行委員会の会長を務める 佐藤 和美さん 綾瀬市寺尾中在住 73歳
「好きなこと」が原動力
○…綾瀬市内で活動する芸術文化団体が1年間の集大成を発表するあやせ文化芸術祭は節目の25周年を迎え、「参加者の記憶に残るイベントにできれば」と例年以上に練習にも熱が入る。立候補をしたわけではなく、「気がついたら10年目」という実行委員会の会長職を務める傍ら、音楽バンドのメンバーとしてステージに立ってきた。今年も芸術祭に向けて練習した演奏を披露する。
○…北海道旭川市出身。身体を動かすことが好きな少年時代を過ごし、夏は外で活発に遊び、冬は自宅の裏山でスキーを楽しんだ。音楽に興味を持ったのは中学3年のころでロックグループ「ザ・ベンチャーズ」に心酔し、「ダイアモンド・ヘッド」がお気に入りの曲だった。その後は友人とバンドを結成し、ドラムを担当。社会人になっても昼間は家業の建築業を手伝い、夜はステージに立ってバンド活動を続けた。音楽を続けられたのは、「メンバーで一つの演奏を作り上げた時の快感がたまらないから」と魅力を語る。
○…長女の巣立ちを見送り、妻と二人の娘と寝食をともにする。バンド活動に勤しむ傍ら、区長を15年務めるなど、自治会活動にも精力的で「妻には、マグロみたいに止まれないのねと言われています」と苦笑い。バンドと自治会の活動を両立できる原動力は「両方とも人が喜ぶ姿を見ると自分も嬉しいから」。
○…文化芸術祭の今後に目を向けると「伝統ある団体だけでなく若い人たちにも参加してもらえたら」と考える。誰でも活動に参加するためには、若者が活躍する場を提供することで「人のつながり」を形成することが重要と捉える。「自分にしかできないことを見つけ芸術文化活動を楽しんでもらえたら」と意気込む。
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